小倉織の魅力は、何と言っても色の濃淡で立体感のある美しい縦縞です。
さらに、その洗練されたデザインでありながら、細い木綿の糸を約三倍たて糸に使用するので丈夫で長持ち。
密度が高く滑らかな手触りで、長年使用するとなめし革のような質感に変化します。
かの徳川家康が羽織として愛用し、坂本龍馬など幕末の志士にも袴として愛用されていました。
日本の偉人にも愛された小倉織、その素晴らしさを皆様にも知っていただきたいのです。
弊社では小倉織を店舗デザインやフラワー事業に取り入れております。
小倉織は店舗デザインにおいては店内を洗練された雰囲気に、フラワー事業では一味違った趣を感じられるものに仕上げます。
小倉の素晴らしい文化を、見て、触って感じて頂きたいと思います。
小倉織の歴史は江戸時代初期にまでさかのぼります。
備前小倉で作られていた小倉織は、特産品として全国で珍重されていました。
洗練されたデザインと丈夫さから、武士の袴や羽織として使用されていました。
明治時代になると、「霜降り」と呼ばれるグレー無地の小倉織で、男子学生の夏服として人気を博しました。
約300年続いた小倉織ですが、残念ながら昭和初期に途絶えてしまいました。
しかし、染織家の築城則子氏の試行錯誤の末、小倉織が復元されました。